アーズサイエンス
毛髪の構造
毛髪は80%〜90%ケラチンタンパク質からできており、11%〜13%の水分と、メラニン色素、脂質、微量元素から成り立っています。また毛髪はキューティクル(毛表皮)とCMC(細胞膜複合体)を含むキューティクル領域、コルッテックス(毛皮質)とCMCを含むコルッテックス領域、メデュラ(毛髄質)と呼ばれる3層に分けられます、その構造はちょうどのり巻きに似た形をしています。
すなわち、のりがキューティクル、米粒がコルテックス、中心部にあるかんぴょうがメデュラに相当します。
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毛髪の性質
毛髪の性質を理解しておくと自分にあったヘアケア・ヘアセットの仕方がわかります。今回は性質についてご紹介していきます!
①水分量…健康な毛髪の水分量は11〜13%であり最大で30〜35%の水分を吸収します。その時に長さは1〜2%伸び、太さは15〜17%大きくなります。濡らした毛髪は伸ばしやすく、しなやかに、弾力が出てきますのでヘアセットしやすくなります。
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頭皮の構造
表皮表皮は約0.2mm(200μ)で一番下は基底(きてい)層があり、次に有棘(ゆうきょく)層、顆粒(かりゅう)層、一番上が角質層です。
基底層の細胞が分裂して順番に上がっていきます。最後に角質層ですが、角質層は細胞としては死んでいます。
基底層から角質層まで進み、垢やフケとなってはがれる期間をターンオーバーといい28日〜42日くらいかかると言われています。
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シャンプー 目的と成分
「シャンプー」とはあの頭を洗う洗剤のことと思われがちですが、実はシャンプーの語源はマッサージを意味し体調を整えるための治療・健康法なのです。毛髪の手入れは「シャンプーに始まって、シャンプーに終わる」と言われるほどシャンプーは大切なものです。なぜそんなに大切なのかを、シャンプーの目的や成分をもとにご紹介させていただきます。
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シャンプー 種類と特徴
前回はシャンプーの目的と成分についてご紹介させていただきました。今回はより自分に合ったシャンプー剤を選ぶために、シャンプー剤の種類と特徴をご紹介させていただきます。
◆種類◆
シャンプー剤の種類には様々なものがあり、形状別、ph別、機能別、毛質別、配合成分別などに分けられます。
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シャンプー 脂肪酸石鹸系
前回の記事ではざっくりと脂肪酸石鹸系シャンプーの説明をさせていただきました。今回はもっとシャンプー選びのためになるように、詳しくご紹介させていただきたいと思います。
◆メリット・デメリット◆
まずは多少前回とかぶっていしまいますが、脂肪酸石鹸系シャンプーのメリット・デメリットをご紹介します。
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シャンプー 高級アルコール系
今回は高級アルコール系界面活性剤シャンプーについて詳しくご紹介させていただきたいと思います。高級アルコール系シャンプーは一番皆さんの身近にあるシャンプー剤ですのでよく知っていただきたいと思います。
◆メリット・デメリット◆
《メリット》
まず高級アルコール系界面活性剤シャンプーの「高級」とは、「高品質」とか「高価」という意味ではなく、含まれている炭素の量が多い(6以上)ことを示しています。
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シャンプー アミノ酸系
今回はアミノ酸系界面活性剤シャンプーについてご紹介させていただきます。あまり聞きなれないアミノ酸系界面活性剤シャンプーですが、なんとなく体によさそうな名前ですよね。一体どんなものか書いていきたいと思います。
◆メリット・デメリット◆
《メリット》
アミノ酸系界面活性剤シャンプーはアミノ酸成分で作られています。人体のを構成しているのもアミノ酸なので、頭皮・毛髪への刺激はほとんどありません。
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シャンプー 石油系
今回は、シャンプーについての間違った知識を広めてしまったもととなる石油系界面活性剤シャンプーについてご紹介させていただきます。
◆石油系界面活性剤シャンプーとは?◆
何が間違っているのかを判別するには石油系界面活性剤シャンプーについて知らないといけません。
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