アーズサイエンス
頭皮の構造
・表皮
表皮は約0.2mm(200μ)で一番下は基底(きてい)層があり、次に有棘(ゆうきょく)層、顆粒(かりゅう)層、一番上が角質層です。
基底層の細胞が分裂して順番に上がっていきます。最後に角質層ですが、角質層は細胞としては死んでいます。
基底層から角質層まで進み、垢やフケとなってはがれる期間をターンオーバーといい28日〜42日くらいかかると言われています。
・角質層
角質層は皮膚の表面にあり、バリアとして重要なはたらきをしています。厚みは約0.02mm(20μ)で10数層重なって剥れるまで2週間かかります。
バリアとしては、表面には皮脂膜、角質細胞の周囲には角質細胞間脂質があり、細胞の中にはNMF(natural moisturizing factor 天然保湿因子)があります。この3つがバリアとしてはたらいています。
また角質は約30%の水分を含んでいて、皮膚に潤いをもたせています。
・頭皮の特徴
皮膚はスキンとよばれていますが、頭皮はスキャルプと呼ばれています。
まず毛髪が生えていますが、日本人の毛髪は平均約10万本生えています。
毛髪が生えていることにより皮脂腺が多いです、皮脂腺は髪1本に1つついて毛孔を共有しています。
また毛髪を育てるため毛細血管の分布が多いです。
知覚神経が多く、センサーとしても敏感で快感を与えることができます。
最後に頭皮は自立した筋肉がないため、運動不足になり血行が悪くなりやすいです。
マッサージなど手入れをしないと機能の低下が早くなってしまいます!
今回は頭皮の構造や特徴になりましたが、違う機会でシャンプーや頭皮のケアなども触れていきたいとおもいます。
最後まで読んで頂きありがとうございます。 (田鎖)