アーズサイエンス
毛髪の性質
毛髪の性質を理解しておくと自分にあったヘアケア・ヘアセットの仕方がわかります。
今回は性質についてご紹介していきます!
①水分量
健康な毛髪の水分量は11〜13%であり最大で30〜35%の水分を吸収します。その時に長さは1〜2%伸び、太さは15〜17%大きくなります。濡らした毛髪は伸ばしやすく、しなやかに、弾力が出てきますのでヘアセットしやすくなります。
毛髪に霧状の水分をかけるとすぐ吸収する吸水性毛と、吸収しないで水滴になってしまうはっ水性毛があります。ちなみに水分量が11%以下なら乾燥毛と呼ばれ毛髪が損傷している状態です。
◇ポイント | ヘアセットの前はスプレイヤーやシャワーで 髪をよく濡らしましょう! |
②熱
毛髪に作用する温度が60℃から傷みはじめ、130℃ではすぐにタンパク変性をおこし損傷、200℃以上では瞬間的に損傷、破壊されます。アイロンで200℃ドライヤーで90℃近くの熱があります。
洗髪後の乾かし方で髪を傷めている方が多いです。
洗髪後はタオルドライで水気をある程度とり、ドライヤーも20〜25cm以上離した位置で一カ所に集中しないよう振るようにあて髪が乾ききらない感触のうちに終えるのが大切です。
乾いたと思っていても水分含有量はまだ多く、髪は膨張状態で柔らかく弱い状態ですので、ブラッシングなど特に気を付けなければなりません。
◇ポイント | ・タオルで水気をとりましょう! ・ドライヤーは20cm以上離して使いましょう! ・ブラッシングをやりすぎないようにしましょう! |
③紫外線
紫外線は毛髪のシスチンを減少、アルカリ溶解度を増加させ、メラニンの酸化によって色も変わることもあります。影響は微細ですが紫外線に長時間あたりますと確実に髪は傷んでいきます。紫外線の強い日は洗い流さないトリートメントを使用したり帽子をかぶることをオススメします!
◇ポイント | ・紫外線に長時間あたらないようにしましょう! ・洗い流さないトリートメントや帽子を使い 毛髪を保護しましょう! |
今回は毛髪の性質について書いてみました。簡単にできるヘアケアの要点をまとめてありますので皆様も是非ヘアケアの一歩を踏み出しましょう! (内村)